VINABEEFタムダオ複合施設：大気社ベトナムの産業技術力の真価を示すプロジェクト

双日株式会社（以下「双日」）は、子会社であるJapan Vietnam Livestock Co., Ltd.（JVL）を通じて、ベトナム・ビンフック省タムダオにて、同国最大級の牛肉加工施設の稼働を2024年12月17日に開始しました。本施設は、ベトナムにおいて初めて冷蔵牛肉の加工を衛生的に管理された環境下で実施する工場として注目されています。将来的には、年間1万トンの牛肉の処理・流通を目指しています。さらに、2025年3月までに施設近隣に肥育農場を設置し、畜産・加工・販売を一体化させたシステムを構築する計画です。この取り組みにより、高品質な牛肉の安定供給とベトナムの食文化の発展への貢献を目指しています。

加工施設に隣接する畜産農場は、最大で1万頭の牛の飼育が可能となる予定です。この統合型システムにより、双日は、安定した高品質のベトナム産牛肉製品の供給を実現し、生産から流通までの全工程を効率化します。

タムダオ牛肉加工工場外観

本プロジェクトにおいて、大気社ベトナムエンジニアリング株式会社（以下「タキイシャ・ベトナム」）は、前田建設ベトナムの管理下における信頼できるサブコントラクターとして、成功に貢献しました。特に食品加工分野における豊富な機械設備工事の経験を活かし、給排水、防火設備、空調・換気、クリーンルーム、冷凍設備、ユーティリティ等の重要なシステムを担当しました。タキイシャ・ベトナムは、その高度な専門技術を発揮し、厳格な安全・品質管理基準を維持しながら、すべてのシステムが業界の最高基準を満たすように施工を完了しました。

この成果は、タキイシャ・ベトナムの技術力だけでなく、複雑な産業プロジェクトに対して革新的かつ高品質なソリューションを提供するという同社の姿勢を示しています。VINABEEFタムダオ複合施設は、タキイシャ・ベトナムがベトナムの産業および食品加工分野の発展に果たす重要な役割と、卓越性への取り組みを象徴するものです。